リン酸型燃料電池 りんさんがたねんりょうでんち
リン酸塩水溶液を電解質に用いた燃料電池である。作動温度は約200℃と低いため、ボトミングサイクル(後流側熱回収サイクル)による発電が難しく、発電効率は約45%程度である。しかし、熱利用を考慮すると80%の総合熱効率が可能ありで、熱併給を考慮した分散形発電所としての導入が期待されている実用に近い燃料電池である。