プラズマをドーナツ状に閉じ込める装置をトーラス磁場装置といい、トカマクは代表的なものである。このトーラス装置において、大周方向(ドーナツの輪の方向)をトロイダル方向、小周方向をポロイダル方向といい、それぞれの方向の磁場をトロイダル磁場、ポロイダル磁場という。また、それぞれの磁場を発生させるコイルをトロイダル磁界コイルおよびポロイダル磁界コイルという。また、トロイダル磁場コイルと呼ぶ場合もある。トロイダル磁界コイルは、トーラスの主軸(ドーナツの輪の中心)の回りに対称に配置した複数個のコイルから構成されている。