悪性黒色腫

悪性黒色腫 あくせいこくしょくしゅ

 メラニン色素を産生する色素細胞(メラノサイト:ほくろ状)の悪性腫瘍で、主に顔面、体幹、足底などに好発する。リンパ節に転移しやすく、40才〜80才の人に好発的である。皮膚では、顔面、四肢の末端で悪性黒子、色素性母斑、色素性乾皮性から発症するものもあるが、これらが認められないものが多い。昔は黒色癌腫、黒色肉腫とも言っていたが、外胚葉性であることが、悪性黒色腫が認められて以来使用していない。色素性母斑(ほくろ)は、ほとんどすべての人に存在するのに対して、悪性黒色腫は著しく少ない。


<登録年月> 1998年02月

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