HBWRでは、多重に計装を施した燃料集合体をひとまとめにし、それを収納容器中に入れて原子炉に装荷している。この多重計装燃料付きの収納容器を総称して、照射リグ(lrradiation Rig)という。例えば、基礎照射リグ、直径測定リグ、多目的リグというような使い方をする。しかし、同じ基礎照射リグでも例えば原研所有の基礎照射リグと動燃所有の基礎照射リグがあるはずである。そこで、個々の照射リグに対し、計装付き燃料集合体(Instrumented Fuel Assembly,IFA)の頭文字であるIFAという称号を使い、それに固有の識別番号を結びつけて所有者を識別する方式が採られている。例えば、IFA−515の様に用いる。すると、それは原研所有の基礎照射リグであることがハルデンの照射リグ登録台帳からひと目で分かる仕組みになっている。