NRTA

NRTA えぬあーるてぃえぃ

 Near Real Time Material Accountancy(ニア・リアルタイム計量管理)。保障措置手段の根幹の計量管理である。特にプルトニウムのような保障措置上重要な核物質を取扱う施設では、計量精度と計量頻度の向上が必要となる。計量精度は、計量管理の不確かさを小さく抑えるために必要であり、計量頻度は、適時性達成の観点から必要となる。NRTAは、在来型の計量管理と同様に物質収支を閉じ、在庫差(MUF)を確定し、これを要素として計量管理を行う。在来型の計量管理と異なる点は、物質収支の頻度が高くなることと、計量の対象となる点が若干増えることである。NRTAの他に、適時性達成を目的として考案された手段には、フランスが提案したランニング・ブック・インベントリィ(RBI)、米国が提案しているプロセスモニタリング及び最近米国で開発されているAdjusted RBIがある。


<登録年月> 1998年04月

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