channel blockage. 一般に構造物中の流体の通路が塞がることをいうが、原子力分野では何らかの異常事象の発生により原子炉内の冷却材の流路の一部または多くの部分が塞がることを指していう。例えば、原子炉冷却材喪失事故によって冷却材の圧力が低下し、燃料棒の温度が上がって内圧が上昇すると、被覆管が膨張し、破裂に至ることがある。この膨張、破裂した部分では冷却材の流路が狭まるか塞がる。この場合、非常用炉心冷却系(ECCS)が作動して炉心に冷却水が注入されても、流路が著しく狭くなっていると、再冠水による燃料の冷却効果が低下する。