鉄線量計

鉄線量計 てつせんりょうけい

 iron dosimeter。化学線量計の一種で、開発者の名前をとってフリッケ線量計(Fricke dosimeter)ともいう。放射線照射による希硫酸中の鉄イオンの酸化を利用した化学線量計である。普通0.8Nの硫酸第一鉄溶液中で2価の鉄が3価の鉄になる反応を用いる。反応生成物の量と吸収エネルギーとの関係(放射線化学収量)が判明しているので、吸収線量を求めることができる。


<登録年月> 1998年04月

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