対向2門照射

対向2門照射 たいこうにもんしょうしゃ

 深部病巣に対して2方向から対向させて照射する方法。多門照射で最も代表的な方法である。ことに前後対向2門照射は、病巣が体中心に近いときに前後から同一線量を与え、照射容積内をほぼ均等に照射する。病巣が偏しているときは、偏している側の線量を増加して照射する。体輪郭の接線方向に照射する接線照射は、対向2門照射の変形であり、深部組織を保護するもので、肺を保護するために乳癌の胸壁照射で用いられている。


<登録年月> 1998年04月

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