カロリメーター

カロリメーター かろりめーたー

 calorimeter。熱量を測定する装置の総称。熱量計ともいう。物体の比熱、反応熱、潜熱、相転換エネルギーなどの測定に用いられる。測定方法としては、a)熱容量が既知の物体に熱量を移し、そのときの物体の温度上昇を測定する方法、b)電気的または化学的方法で発生させた既知の熱量と比較する方法、c)潜熱が既知の物質に熱量を移し、それが状態変化した部分に質量を測定する方法などが一般的である。物質中で失われた放射線のエネルギーは最終的には熱になるので、放射線を吸収した物質の温度は上昇する。この温度変化を利用して、放射線の吸収エネルギーすなわち吸収線量を測定することもできる(熱量線量計)。


<登録年月> 1998年04月

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