cross linkage。「橋かけ」(はしかけ)ともいう。加硫した天然ゴムのように、線状の高分子中の原子同士が直接あるいは他の原子を介して共有結合すること。着目した原子やイオンまたは分子の間を、他の原子などが橋を架けるようにつなぐ。つなぐ部分の原子やイオンを架橋子という。橋かけにより化学結合された構造を橋かけ構造または架橋構造という。橋かけの方法としては、触媒を加えて加熱する化学法と、放射線を照射する方法がある。放射線法は、固体中で、また低温でもできるという特徴がある。橋かけにより網目構造になると分子は動きにくくなり、加熱しても流動性を示さない特徴を有する。