母岩

母岩 ぼがん

 高レベル放射性廃棄物を深地下に処分する場合に、処分施設を設ける岩体を母岩と呼んでいる。一般には鉱床を胚胎する岩石や火成岩体に対する被貫入岩のことをいう。鉱床学では鉱床と母岩の関係については多くの研究がなされている。鉱床の形式や種類によっては特定の岩石を母体とする例があり(キンバーライト中のダイヤモンド鉱床、超塩基性岩中のクロム鉄鉱鉱床など)、母岩の種類や性質は鉱床形成作用と密接な関係を有する(交替鉱床)。


<登録年月> 1998年02月

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