放出基準 ほうしゅつきじゅん
原子力施設から環境へ排出される放射性物質の質と量を制限するための基準である。すなわち、大気中への放射性排気や水系への放射性廃液のそれぞれの排出について、原子力施設の通常操業時と事故時に分けて、排出の濃度の上限値が法令で定められている。また、公衆の被ばくの低減のために、放出核種と排出率とが安全審査の対象になり、保安規定に放出基準の数値が示されている。