発電用軽水炉施設の設計に当たって、施設からの排気の放出により周辺におこる将来の集落の形成を考慮した被曝線量限度として、達成するための目標値とされる線量をいう。発電用軽水炉施設の通常運転時における放射性物質の放出の管理に当たっては、上記の方法で被曝線量を評価した場合において、線量目標値の達成を可能とする範囲内の年間の放出量又は平均放出率を放出管理の目標値として定め、この管理目標値を超えることのないように務められている。線量目標値はALARA(合理的に達成できる限り被曝線量を低減するという)の原則に基づいて決められており、法的に定められた許容被曝線量よりはるかに低い値を定めている。