放射線防護の三原則 ほうしゃせんぼうごのさんげんそく
放射線場で作業を行う作業員が放射線防護のために心得ておくべき基本的な三つの事項。(1)なるべく線源からの距離をとること。放射線の強さは線源からの距離の二乗に逆比例するので、トング等を使用して遠隔操作をすることは、きわめて有効である。(2)作業時間を短くすること。作業計画の中で作業手順を確認し、迅速に作業を行うように努める。必要な場合は模擬装置でリハーサルを行った後実施する。(3)線源の近くで作業を行うときは、遮蔽物を利用する。遮蔽物としては、通常鉛ブロックや砂袋などが用いられる。