放射線計測系

放射線計測系 ほうしゃせんけいそくけい

 一般には原子力施設や研究現場で使われている放射線を検出する素子、信号を処理する電気回路、放射線の量を計数するカウンターや記録するレコーダー、表示装置など放射線を測定する装置を総称して放射線計測系という。核物理や原子力開発分野では、アルファー線、ベータ線、ガンマ線、中性子などを測定することが有力な研究手段である。原子力発電所などの原子力施設、放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を取り扱う施設、加速器施設等には、作業環境のガンマ線や中性子の線量、空気中の放射能の量を測定する設備があり、放射能を取り扱う放射線管理区域の出入口には、ハンドフットモニターという手足の表面汚染を測定する装置が設置されている。これらを指して放射線計測系ともいう。


<登録年月> 1998年02月

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