放射性廃棄物処分

放射性廃棄物処分 ほうしゃせいはいきぶつしょぶん

 放射性廃棄物を最終的に放出あるいは定置することをいう。放射性廃棄物は多かれ少なかれ放射性物質を扱うすべての施設で発生する。これは放射能レベルによって区分され、それぞれ適切な処理と処分の方法が取られる。低レベル放射性廃棄物では減量処理を行った後、セメント、アスファルト、あるいはプラスチックなどを用いて固化し、浅地層中に作ったコンクリートピットなどに処分することとされている。また高レベル放射性廃棄物の場合には(一部の国では使用済み核燃料のまま)、再処理工程で排出される高レベル廃液をガラス固化体としてキャニスターに充填した後、さらにオーバパック(鋳鉄容器など)で包み、多重障壁を利用し、深地層中に安全に隔離することをいう。


<登録年月> 1998年02月

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