放射性エアロゾル ほうしゃせいえあろぞる
融点の高い核燃料物質や核分裂生成物が、原子炉の事故などで高温に熱せられると気化する。この気化した物質が空気中で冷却され、お互いにくっつき合ったり、微小な水滴の中に取りこまれ、1ミクロン前後の微粒子になって長時間にわたり空気中に浮遊することがある。このような空気中に浮遊する1ミクロン前後の放射性物質(核燃料物質や核分裂生成物)を含んだ微粒子を放射性エアロゾルという。