返還固化体

返還固化体 へんかんこかたい

 原子力発電所の使用済燃料は、現在一部は国内で再処理されているが、その他は英国及び仏国の再処理会社に委託して、再処理され再使用するためウランとプルトニウムに分離して回収される。この再処理過程で発生する高レベル廃棄物はポリシリケート系ガラスに分散され固化され(固化体となり)、ステンレス製のキャニスタと呼ばれる容器に密封される。この固化体は再処理委託契約に基づき1995年以降、順次我が国へ返還され、管理貯蔵される。これを返還(ガラス)固化体と呼んでいる。


<登録年月> 1998年02月

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