低レベル放射性廃棄物の固化法の一種である。熱硬化性プラスチックを用い、放射性廃棄物をプラスチック重合体によって固定化する方法で、固化剤としては不飽和ポリエステル樹脂をベースにしている。不飽和ポリエステル樹脂は不飽和ポリエステルとスチレンの単量体を一定量加えた液状物質であり、重合開始剤と促進剤を添加し架橋することによって硬化することを利用した方法である。重合反応を進めるには水分が妨害となるので、廃棄物を予め脱水しなければならない。方法としてインドラムミキシング方式とアウトドラムミキシング方式がある。セメント固化に比べて減容率の大きいことが特徴である。