ある一定期間の平均電力需要(W)の同期間中の最大電力需要(W)に対する比率を百分率で表したもの。期間のとり方によって、日負荷率、月負荷率、年負荷率等がある。発電設備から送電線、変電設備、配電線等にはそれぞれ設計最大容量があり、年間を通じて最大電力需要を賄えるように電力供給系統が構築されている。日本では電力需要の増加とともにその時間的変動が大きくなり、負荷率は長期にわたって低下傾向が続き、供給設備の利用率が下がって電力供給コストを高める原因となっていた。そこで、負荷の平準化(負荷率の上昇)に向けた取り組みが行われ、近年ではかなり改善しつつある。