プール型炉

プール型炉 ぷーるがたげんしろ

 研究用原子炉の構造上の分類の一つ。スイミングプール型原子炉とも呼ばれる。この型の原子炉は、炉心を水深10m程度のプールの底近くに吊し、プール水を減速材、冷却材および遮蔽材としている。プール水を通して炉心を直接見ることができ、また炉心の周囲に広い空間を取ることができるため、燃料交換や照射試験のための試料の取り扱いが容易である。日本原子力研究開発機構のJRR-4、NSRRがこの炉型である。照射試験用としての他にビーム実験用、教育訓練用の原子炉として利用されている。照射試験用としてはNSRR、JRR-4、教育訓練用としてはTRIGA型炉がある。


<登録年月> 2010年11月

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