Operatioal Safety Review Teams(運転管理調査チーム)の略。IAEAの原子力事故援助条約の運用を支援するために設けられた。すなわち、原子力発電所の安全性についてIAEA加盟国へ専門家調査団を派遣して助言及び援助を行うため、1982年に発足した。当初は開発途上国への技術援助が目的であったが、現在は、先進諸国でも原子力の安全対策に協力する目的でOSARTを受け入れるところが出てきている。OSARTによる調査は、発電所の管理・運営、職員の訓練・資格認定、運転、保守、技術援助、放射線防護、化学、緊急時の計画・準備の8分野の専門家で構成されている。