中性粒子入射加熱

中性粒子入射加熱 ちゅうせいりゅうしにゅうしゃかねつ

 磁気閉じ込め方式による核融合装置におけるプラズマを加熱する方法の一つで、エネルギーの高い中性粒子(原子)ビームをプラズマに入射し、そのエネルギーによってプラズマを加熱する。通常は水素または重水素を負にイオン化し(イオンを1個付加することにより1荷の負イオンとなる)、電場で加速して高いエネルギーにした後、電子を1個はぎ取り中性粒子として、プラズマに入射する。中性粒子にする理由は、荷電粒子(イオン)のままではプラズマを閉じ込めている磁場を通過できないからである。


<登録年月> 1998年02月

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