中性子経済

中性子経済 ちゅうせいしけいざい

 原子炉内で核分裂によって生成する中性子と、炉内の各種材料に吸収される中性子との差し引き勘定を中性子経済という。核燃料の燃焼率を高めたり、核分裂性のPu−239やU−233の生成を効率よく行ったりするためには、中性子経済のよいことが必要である。また、核分裂連鎖反応を起こしたり、増殖反応をすすめたりするため、中性子を無駄なく有効に利用することに対してもいわれる。このために中性子の不必要な吸収や漏れを少なくすることが重要である。


<登録年月> 1998年02月

<用語辞書ダウンロード>PDFダウンロード



JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ