中間熱交換器

中間熱交換器 ちゅうかんねつこうかんき

 原子炉の炉心冷却方式において、一次冷却系の熱を利用系に伝えるために、その中間回路に設けられる熱交換器をいう。また、熱交換器の伝熱管に欠陥が生ずる場合などの事故対策のために、二段階熱交換方式が採用されることもある。例えば、液体金属冷却高速増殖炉では、原子炉炉心で加熱された一次側ナトリウムの熱エネルギーを、初段の中間熱交換器で二次側ナトリウムに伝え、そのナトリウムの熱と水とを二段目の熱交換器である蒸気発生器で熱交換させることで、発電用蒸気を得る方式が採られている。


<登録年月> 2011年11月

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