チミジン

チミジン ちみじん

 化合物名であって、分子式はC10H14O5N2、構造式は、3−β−D−デオキシリボフラノシルチミンにあたる。ピリミジンヌクレオシドの一つである。デオキシリボ核酸(DNA)の成分として含まれる。融点は186°C。水に良く溶け、吸収極大波長は267nm。チミジンのリン酸エステルをチミジル酸と称し、アデノシン三燐酸(ATP)から燐酸を受取り、チミジン二燐酸(TDP)となる。TDP−糖化合物はバクテリア中にみられ、糖の異性体(エピマー)の相互変化に重要な役割を果たしている。


<登録年月> 1998年02月

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