トカマクのプラズマパラメータと装置のパラメータの間の相関関係を示す関係式。装置が大型化すれば、プラズマ閉じ込め特性が良くなる。核融合炉を設計するためには、その設計根拠となるべきプラズマの閉じ込め特性、密度限界、温度、トーラス半径、断面形状、磁場強度等の物理的および装置パラメータ相互の関係を確立しておく必要がある。トカマクの代表的な物理パラメータである閉じ込め時間(τE)について述べると、それと装置サイズ、密度、温度その他のパラメータとの関係を完全に記述できる理論は確立してない。そのため、様々なトカマク装置において得られた実験データを統計的に処理し、考察を加えて関係式を得る。それを経験的比例則(empirical scaling law)と呼ぶ。