ビルドアップ係数 びるどあっぷけいすう
放射線束の減衰計算を行う際用いる「散乱による補正計数」で、放射線遮蔽の用語である。放射線がコンクリートや鉛などの媒質を透過するとき、任意の点でのガンマ線あるいは中性子線などの全放射線量と散乱(衝突)することなくその点に到達する放射線(直接線という)の量の比で定義される。この係数は、放射線の種類やそのエネルギー、幾何学的条件に依存しており、放射線遮蔽の専門書には表として与えられている。