ビルドアップ係数

ビルドアップ係数 びるどあっぷけいすう

 放射線束の減衰計算を行う際用いる「散乱による補正計数」で、放射線遮蔽の用語である。放射線がコンクリートや鉛などの媒質を透過するとき、任意の点でのガンマ線あるいは中性子線などの全放射線量と散乱(衝突)することなくその点に到達する放射線(直接線という)の量の比で定義される。この係数は、放射線の種類やそのエネルギー、幾何学的条件に依存しており、放射線遮蔽の専門書には表として与えられている。


<登録年月> 1998年02月

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