標準人

標準人 ひょうじゅんじん

 reference man. 国際放射線防護委員会が1975年に「標準人に関するICRP課題グループ」の報告書(ICRP Publication 23)で規定した解剖学的及び生物学的特性を持つ人体。欧米人の平均的な解剖学的及び生物学的特性を有している。放射線の人体影響の指標となる臓器・組織が受ける線量、及びこれらの荷重平均である実効線量は直接測定が不可能な量であるため、数値ファントムを用いた線量計算により評価している。この数値ファントムの作成に標準人のデータが使用され、内部被ばく線量を計算するための線量評価モデルに適用されている。その後、2003年のICRP Publication 89ではアジア人の特性を考慮したデータの改訂が行われた。また、標準値として、胎児期8段階、出生後6段階の成長過程に応じた解剖学的データと生理学的データが用意され、15歳児と成人に対しては男女別に区別されている。


<登録年月>
2010年12月




JAEA JAEAトップページへ ATOMICA ATOMICAトップページへ