皮膚被曝

皮膚被曝 ひふひばく

 皮膚は人体が最初に放射線を受ける組織で、通常の放射線では、皮膚の線量が内部組織の線量に比べて最大となる。放射線の急性被ばくによって生ずる皮膚の損傷は急性放射線皮膚炎といわれることもあり、被ばく線量が大きいほど損傷も強くなるので、火傷と同じように、第1度から第4度まで分類される。第1度皮膚反応では、一過性の脱毛、紅斑が生じる。第2度皮膚反応では、約2週間から強い紅斑が生じ、約3〜4週間持続するしたのち、落屑が始まる。第3度皮膚反応では、約1週で強い紅斑、水泡、びらんが生じる。第4度皮膚反応では、1週間以内に深紅色の紅斑、水泡、びらん、潰瘍まですすむ。


<登録年月> 1998年02月

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